農業は農村と一対です!
勘違いしがちですが、農業は単なる農作業ではありません。
それこそ、脳作業かも知れません。
江戸期。幕政の中心は稲作でした。大名の石高は、米の収穫高。
いつの間にか、現金納付の税に変貌してますが、イノチの元である『食』の原点は、2000年とも3000年とも言われる『稲作』と共にありました。
稲作の歴史は、冷害との闘いでもあり、先人の皆さんが様々な創意工夫をされてきた歴史が現代に連なります。
江戸時代は、戦乱の無い平和な時代が250年続いてます。
が、本来、評価されるべきは、それだけではありません。
ロンドンのテムズ川やパリのセーヌ川が汚物で悪臭を放っていた時代に、100万人都市である江戸の街はそれこそ、隅田川に白魚が棲息していたほどのきれいな街並みを保っていたと文献にあります。
江戸は、昨今、喧伝されている『循環社会』を構築し、実践しています。
汚穢と呼ばれる人糞は周辺の農家が買い受けていたとされています。
下水処理場なんぞはなかった時代でした。
農家は人糞を醗酵させ、他の有機物と混用し、豊かな土壌を育成していたことになります。
農業は、生物学、植物学、栄養学、経営学、土壌学、細菌学、、、、総合學です。
現代社会では、通信も含めたIT系の技術は必須です。
いつの間にか、MBAなる経営學修士が持て囃される時代になりましたが、學問的に、農業は世間が考えるほど、狭隘な世界ではありません。
中には、なんにでも精通している農家もありますが、稀。
『畑作公社』では現代社会で必須とされている専門領域の組み合わせこそが最良の農場。
1000年農場を構築出来ると考えてます。
それを理事だけに求めるのは、無理。
すべて足りない!と考えて、それぞれの分野で精通している皆さんと覚書を交わし、
Skilled Personの尊称でお付き合いいただくことにしています。
地域に拘らず、広く、声がけし、舞台の構築に邁進してまいります。
作物(生命)を育む四要素
土壌の四要素
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